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PSEマークってどんなマークか知っていますか?

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2021.01.15
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PSEマークってどんなマークか知っていますか?



執筆者:商品開発 JOSH


皆さんこんにちは。
今回は2021年最初のオフィシャルブログになります。
今年も1年、新商品情報や製造の裏話、デザインについてなど様々な内容をお伝えしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。


さて、早速ですが今回は、『PSEマーク』についてご説明したいと思います。
そもそもPSEマークって何?「PSE」って何の略?
そういった疑問が出てくると思います。


PSEマークとは、電気用品の安全性確保について定められた「電気用品安全法」の基準をクリアした電化製品に付けられるマークで、 「PSE」とは、「P」及び「S」は「Product Safety」、「E」は「Electrical Appliances & Materials」の略です。
身近なところですと、皆さんも普段持ち歩いているモバイルバッテリーにも付いているマークです。


では、このPSEマークを付けるための基準となる電気用品安全法についても少し触れてみたいと思います。


電気用品安全法とは、安全性の確保以外にも電気用品の製造・輸入・販売等を規制するということも含まれており、製造販売事業者の自主的な活動を促進することで電気用品による危険や障害の発生を防止する目的の法律になります。
しかし、すべての電気製品がこの法律の対象となるわけではなく、電気用品安全法の対象となる「電気用品」については、次のように定義されています。

1. 一般用電気工作物(電気事業法 第38条第1項に規定する一般用電気工作物をいう。) の部分となり、又はこれに接続して用いられる機械、器具又は材料であって、政令で定めるもの
2. 携帯発電機であって、政令で定めるもの
3 .蓄電池であって、政令で定めるもの

ちょっとわかりづらいかと思いますが、例えばモバイルバッテリーやACアダプターなども該当しますが、意外なことにパソコンはこの法律の規制対象外になっています。

その理由は、パソコンなどの情報機器はそもそも電気用品安全法の対象品目になっていないためです。
しかし、パソコンでもTVを受信して観れるものは「テレビ受像機」とされて対象となります。


そして、約460品目の電気用品が対象として指定されていて、電気用品を製造・販売する場合、この電気用品安全法に基づいて、安全性に関する技術基準に適合しているかどうかを確認する義務があります。
つまり、製造メーカーには適合性検査などの検査を実施する義務があるということです。

電気用品安全法では、電気用品を「特定電気用品」と「特定電気用品以外の電気用品」の2種類に分類しています。この2つにはどのような違いがあるのでしょうか。



●特定電気用品

電気用品の中でも、特に安全性を重視する116品目が指定されています。登録検査機関による適合性検査と工場検査が必須。この検査に合格した製品には菱形のPSEマークが表示されています。

身近な例でいうと、先程出てきたACアダプターや電源タップ、電源ケーブル、電気温水器などがこれに該当します。


PESマーク

●特定電気用品

特定電気用品に該当しないが、電気用品安全法の対象となる電気用品341品目が指定されています。第三者機関での検査は任意になっていて、外部の検査機関や自主検査を行って基準をクリアしたものに丸形のPSEマークを表示します。

皆さんが普段使っているモバイルバッテリー(単電池一個当たりの体積エネルギー密度が400Wh/L以上のリチウムイオン蓄電池に限る。また、自動車用、原動機付自転車用、医療用機械器具用及び産業用機械器具用のものを除く。)や音響機器などはこの丸形に該当します。


PESマーク

そして、電気用品の製造・輸入または販売をするメーカーや販売店は、対象となる商品について、PSEマークが付いているものでなければ販売や販売の目的で店頭に陳列しては行けないとされています。

様々な電気製品を皆さんが安心して使ってもらうために、製造や輸入の際にこのような細かい基準や色々な検査が必要となります。

弊社の製品もこのPSEマークだけではなく、様々な製品において日々厳しい検品と商品管理を今後も行なっていきたいと思いますのでよろしくお願いします。

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